精神疾患のひとつの強迫神経症は、二十歳前の青年期に発病することが多いのですが、
歳をとってから発病することもあります。また、人間だけではなく、猫など動物にも強迫神経症を発病するケースが見られます。
その症状のひとつは、
考えたくない事柄が自分の意思ではどうにもならないほど何度も頭に浮かぶ強迫観念です。
普通の人にもある程度は持っている強迫観念ですが、
このとらわれが強くなり生活に影響が出るほどになると障害となります。
この観念による不安を打ち消すために強迫行為が出てくる場合があります。
強迫神経症の症状は個人差があり、さまざまな症状があります。
何度も鍵やガスの元栓など、閉めたかどうかを確認してしまう確認行為、
手や体の汚れが気になり何度も洗ってしまう不潔強迫、
自分で自分を傷つけてしまうのではないかという被害恐怖、
自分が人に危害を与えてしまうのではないかという加害恐怖、
自殺をしてしまうのではないかという自殺恐怖、
自分が難病や大きな病にかかってしまうのではないかという疾病恐怖、
社会的や宗教的に不道徳な行いをしてしまうのではないかという縁起恐怖、
物をきちんと並べたり、しまったりしないと気になってしまう不完全恐怖、
自分の大切な物を間違えて捨ててしまうと考え、要らないものを家の中にためる保存恐怖、
数字にこだわりを持ち不吉な数字をさけたりする数唱恐怖、といった症状があります。
これらの恐怖はひとつだけではなく合併してしまう場合も多くあります。
強迫神経症の原因はハッキリわかっていませんが強迫神経症を発病する人の共通点は、
生真面目な性格の人や几帳面な人が多いようです。
強迫性障害をカミングアウトしている有名人もいます。
例えば、サッカー選手のデビッド・ベッカムさんも強迫神経症だそうです。
すべてのものがペアになっていなければ気が済まないとか
ものをまっすぐに並べたりして何時間も過ごすという症状があるそうです。す。
強迫神経症の治療は認知行動療法や行動療法が有効だといわれています。
>>鈴木式 強迫性障害・強迫神経症克服バイブル<<
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